ミケランジェロ

このページではルネサンス時代に活躍した彫刻家ミケランジェロについて解説します。

概要

ミケランジェロ・ブオナローティ(Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni)は1475年に生まれた彫刻家。彫刻のみならず、多数の絵画、建築、詩を残しました。ダ・ヴィンチ、ラファエロと併せ、「ルネサンスの三大芸術家(3大巨匠)」と呼ばれています。

代表作

ダビデ像
旧約聖書の「ダビデ」をモチーフにした、最も有名な彫刻。アカデミア美術館(フィレンツェ)所蔵。
システィーナ礼拝堂の天井画
バチカン市内にある「システィーナ礼拝堂」の天井に描かれたフレスコ画。旧約聖書をモチーフにしている。神とアダムが指と指を付き合わせた「アダムの創造」はあまりにも有名。バチカン美術館の一部として鑑賞できるが、今でもバチカンの宗教儀式で実際に使われている。
最後の審判
天井画と同じく、システィーナ礼拝堂の、正面祭壇の壁面に描かれたフレスコ画。
ピエタ
十字架から降ろされたイエスを抱く聖母マリアをモチーフにした彫刻、絵画を「ピエタ」といいます。ミケランジェロは生涯で4体のピエタ(いずれも彫刻)を残しています。その中でも最初に作られた、サンピエトロ大聖堂内のピエタが最も有名です。
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ
バチカンにあるカトリック教の総本山。ペテロの墓の上に立てられた大寺院です。そのドーム部分は、ミケランジェロが設計したものです。

作品が見られる場所

バチカン
システィーナ礼拝堂の天井画と、壁画「最後の審判」。サン・ピエトロ大聖堂の「クーポラ」の設計、「ピエタ」。
ローマ
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂「十字架を担うキリスト」、サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂「モーセ」、カピトリーノ広場のデザインなど。
フィレンツェ
アカデミア美術館、ウフィツィ美術館、バルジェッロ美術館、メディチ家礼拝堂、ヴェッキオ宮殿、カーサ・ブォナローティ、大聖堂美術館、ラウレンツィアーナ図書館の階段など。
ミラノ
スフォルツァ城美術館「ロンダニーニのピエタ」。
ボローニャ
サン・ドメニコ聖堂「聖ペトロニウス」「聖プロクロス」「燭台を持つ天使」。
シエナ
大聖堂「聖ペテロ」「聖パウロ」。
パリ(フランス)
ルーブル美術館「瀕死のの奴隷」。
ブルージュ(ベルギー)
ノートルダム聖堂「ブルージュの聖母」。
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